コラム |通関士資格所有の輸出管理・税関事後調査に強い弁護士

中国向けポンプ輸出とキャッチオール規制の実務対応

仮相談者の相談事例 私は産業用ポンプやバルブを取り扱う商社の営業部長です。 中国の新しい取引先から「高性能な真空ポンプを至急五十台送ってほしい」という大口注文が入りました。社内の該非判定では「リスト規制には非該当」という結論です。 しかし、相手に最終用途を確認しても「一般的な化学工場のラインで使う」としか言わず、設置場所や製造品目、最終需要者の社名すら開示しません。相手は納期を強く急がせてい...

輸出管理の実務解説:該非判定の有効期限と輸出者の法的責任に関するガイド

はじめに―相談事例 【相談者】 東京都内で機械部品の専門商社を経営されているTさん(仮名)。 Tさんの会社は、長年培ったネットワークを活かし、日本の優れた工作機械部品を東南アジア諸国へ輸出するビジネスを展開されています。 【相談内容】 「都内で機械部品の専門商社を経営しています。長年取り扱っている工作機械用の部品について、東南アジアの顧客から大きな引き合いがありました。こ...

海外取引における契約実務:輸出管理と知的財産権を守るための契約条項の解説

はじめに―相談事例 【相談者】 千葉県内で輸入雑貨のセレクトショップを経営されているTさん。 Tさんは、自社ブランドの海外展開をさらに加速させるため、東南アジアの有力な代理店候補であるA社との交渉を開始されました。 【相談内容】 「これまで輸出入の実務については色々と学んできましたが、いよいよ本格的な販売店契約(Distributorship Agreement)を締結す...

並行輸入における商標権侵害の判断基準と実務上の対抗策に関する徹底解説

はじめに―相談事例 【相談者】 千葉県内で輸入雑貨のセレクトショップを経営されているTさん。 Tさんは、欧州の人気キッチンウェアブランド「エトワール(仮名)」の日本国内における独占販売権を取得し、正規代理店として長年ビジネスを展開されてきました。 【相談内容】 「最近、インターネット上の大手モールにおいて、私が扱う『エトワール』の製品が、正規価格よりも三割以上安い価格で大...

ブランド保護の最前線:知的財産権侵害物品の水際取締りと通関実務の解説

はじめに―相談事例 【相談者】 千葉県内で輸入雑貨のセレクトショップを経営されているTさん。 Tさんは、独自にデザインしたオリジナルブランドの雑貨が国内外で人気を博す一方、最近、海外のECサイトで自社のロゴを無断で使用した極めて安価な模倣品が大量に販売されていることを発見されました。 【相談内容】 「前回の相談で、他社の権利を侵害しないための注意点はよく分かりました。しか...