退職技術者による製造ノウハウ持出しと営業秘密侵害への対応
輸出安全管理体制の構築【相談内容】 当社は、精密部品を製造するメーカーです。先日、長年にわたり開発部門の中心メンバーとして勤務していた技術者が、「実家の家業を継ぐ」と説明して退職しました。ところが数か月後、その元従業員が実際には中国の競合メーカーに転職し、高待遇で迎えられているらしいことが分かりました。 不審に思い、社内のアクセスログや端末利用履歴を確認したところ、退職直前に、当社の核心的な製造ノウハウに関する...
中国ECサイトで販売される模倣品への実務対応
知的財産権侵害事案の対応【相談内容】 当社は、生活雑貨メーカーの海外営業を担当しています。最近、海外の顧客から「御社の商品とよく似た製品が、かなり安い価格で販売されている」と連絡を受けました。確認したところ、AlibabaやTaobaoといった中国の大手ECサイト上で、当社のヒット商品に酷似したコピー品が大量に出品されていることが分かりました。 出品ページでは、当社の商品写真やカタログ画像が無断で使用されており、...
海外進出前に判明した商標トラブルへの対応
知的財産権侵害事案の対応【相談内容】 当社は、日本国内でアパレルブランドを展開している会社です。国内では10年以上にわたり同じブランド名で事業を行っており、日本での商標登録も済ませています。 このたび、中国および東南アジアへの進出を検討し、現地で商標調査を行ったところ、中国において、当社のブランド名と同一の商標が、当社とは全く関係のない現地企業によってすでに登録されていることが分かりました。しかも、文字だけで...
ローズウッド材を使用したギターの海外輸出
ワシントン条約違反の対応【相談内容】 当社は、ギターやウクレレを製造・販売している楽器メーカーです。近年、海外からの注文が増えており、今後はアメリカやヨーロッパの代理店に向けて、当社製品を輸出する予定です。 当社のギターには、指板(フィンガーボード)やボディの一部に「ローズウッド(紫檀)」と呼ばれる木材を使用しているものがあります。以前、ニュースで「ローズウッドがワシントン条約で規制対象になった」と聞いたこと...
少額特例を使う際の実務上の注意点
輸出安全管理体制の構築前回は、半導体製造装置の交換部品を海外へ送る場合に、少額特例を理由として該非判定を省略することはできないこと、また「100万円以下なら常に許可不要」とは限らないことを解説しました。 本日は、少額特例を実際に検討する際に問題となる、金額計算、仕向地、キャッチオール規制、通関時の対応、社内フローについて解説します。 1 少額特例は「契約単位」「項番の括弧ごと」の総価額で判断する 少額特例の金額...
